2016年7月13日水曜日

親知らず(埋伏知歯)4本同時に抜歯の体験談⑥ 退院までと、抜糸の様子

【4日目】
何だか両頬がさらに腫れてきた。
口の中でも、頬の内側が膨らんでいるのが舌で触った感じで分かるし、
鏡を見ると、今までは両顎のあたり中心に腫れていたのに、何だか頬の上の方、
目の下あたりまで腫れている。
色も何だか打ち身の跡のように、少し青っぽいような…。
頬を触った感じも、打ち身の後の青あざを触ったときのような痛みの種類と似ている。


その日も診察があったので聞いてみると、順調とのこと。
また消毒をしてもらい、明日の退院の許可が出た。
さらに、次の週の抜糸の予約を取った。


今日から入浴可となっており、明日は午前中に退院となっているが、
病室に帰ってから、夕方になっても入浴について何も言われない。
夜に入るつもりだったが、入院のしおりを見ると、入浴可能時間が17時までと書かれている!!
慌てて看護師さんに尋ねると、「あら、入りますか?それなら…」と、
入浴するときの手順を教えてくれた。
まず、点滴を外してもらい、針は刺したまま、針が刺さった部分が濡れないように
ビニールを巻いてもらう。
(明日の朝、最終の点滴があるそうなので。)
着替えやタオル、シャンプーなどを持ってナースステーションに行き、入浴の予約を取る。
私の場合は入浴可能時間ぎりぎりの時間だったので、そのまま鍵をもらい、浴室へ向かう。
大小2つの浴室があるが、小さい方が使用中だったため、大きい方を使わせてもらうことに。
ラッキーかもと思ったが大きい浴室は入浴補助が必要な人のためのものなのか、
椅子やら補助のための道具やらがあったり、しおりにはシャワー浴のみ可と書かれていたのだが
浴槽があったりと、使っていて何だか落ち着かなかった。
腕に巻いてもらったビニールは端をメンディングテープで留められていたが、
腕を曲げ伸ばししているうちに水が入ってきて、点滴チューブを固定するために巻いていた包帯が濡れてしまった。
ナースステーションに鍵を返すときにそのことを伝え、包帯を交換してもらった。


【5日目】
今日はいよいよ退院。
朝食前に最後の抗生剤の点滴をしてもらう。
(親切な看護師さんが、「ご飯前に終わらせて、早く針を外しましょうか。」と言ってくれた。)
ずっと腕についていた点滴の針がようやく外され、それだけでずいぶんすっきりとした気分。
頬は相変わらず腫れているものの、痛み止めが効いているせいか痛みは強くはない。
食事の後に少し痛むことが多いが、歯磨きと薬でのうがいをすればすぐに治まることも分かってきた。
朝食後は、早速着替えを済ませ、荷物をまとめる。
帰りにスーパーに少し寄る予定だが、頬の腫れを隠すためにマスクをするし、
まだ痛くて洗顔しにくいのでメイクはしない。
頬の色は治りかけの打ち身のような、黄色っぽい色に変わってきている。
退院予定時間の10時が来たので、同じ部屋の人に挨拶をし、
迎えに来た家族と一緒に病室を後にした。


【後日】
抜糸のために通院。
腫れはだんだんと治まって来ているが、やはり食事後などは痛むのし、抜糸は痛そうで心配。
診察してもらうと経過は順調ということで、いよいよ抜糸することに。
まずは左下から。
注射器のようなもので消毒液を吹きかけ、
「ちょっと糸を引っ張るから痛いよ。」と言いながらピンセットで糸が引っ張られる。
ちょっと「痛たた…」となるが、すぐにパチン!と糸が切られる。
糸が切れると同時に糸が抜かれるようで、糸を切るときと糸を抜くときは、
ほとんど痛みは感じない。
同じように右下、右上、左下と手際よく抜糸していくが、
思っていたより痛くないことに安心したこともあってか、上の2本はほとんど痛くなかった。
その後、抜糸した跡を同じように消毒する。
このときはやはり少し痛みがあった。


それから、今後の歯磨きについて質問すると、抜糸後親知らずのあったところにぽっかり穴が開いているが、
穴に詰まった食べ物は無理に取らなくていいそうだ。
たまに、爪楊枝などで取ろうとする人がいるが、逆に塞がりかけている傷跡に傷をつけ、
そこから雑菌が入ってしまうらしい。
食べ物が詰まっていてもそのうち自然に取れるし、だんだんと穴のあたりの歯茎が盛り上がってきて
食べ物が詰まったままでも押し出してくれるので、気にしなくていいそうだ。
食事の後は、傷口には気をつけながら、歯磨きとうがいはしっかりとするようにと言われた。


診察室を出てエスカレーターで降りるとき、抜糸した跡がじんじんと痛んできた。
「うーん、痛たたた…」と思っていたが、
会計の順番を待っているまでの短い時間で痛みは治まった。
今考えると、糸で縫い合わせていた歯茎が抜糸したことで開くのだが、
その歯茎の動きによる痛みだったのかもしれない。
今回、抜糸の際に麻酔をするかもしれないと思っていたので朝から痛み止めは飲まずだったが、
痛み止めを飲んでおけばほとんど痛みを感じなかったかもしれない。


家に帰って鏡で見てみると、親知らずのあった所にはしっかり穴が開いていた。




……こうして無事に親知らずの抜歯を終え、その後、抜糸後1週間を目安に、
入院前通っていた歯医者へ行き、虫歯になっていた親知らずの隣の歯の治療をしてもらいました。


次回、今回の入院・手術での感想を少し書いて終わろうと思います。↓
親知らず(埋伏知歯)4本同時に抜歯の体験談⑦


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